無添加住宅の素材
MATERIAL

ポルトガルの太陽と雨がくれた
素敵な贈り物

100％天然コルクは高性能断熱材として優れています。
炭化コルクはその名の通り、コルク樫の表皮からできています。ワインのコルク栓を作成した残りを炭にし、高温の蒸気加熱と圧力を加えて炭にします。なんといっても木を伐採せず、ポルトガルの太陽と雨が育ててくれるコルクはとてもエコロジーな素材です。

また、炭だからこそ、断熱だけではなく、防音調湿・耐腐食性・防虫性などのプラス効果も絶大です。

世界共通の呼吸するエコ素材

元々、日本の建物の壁はほとんど土やしっくいで塗られていました。しっくいは、消石灰にスサや糊（ぎんなん草）などを混ぜた自然の塗装材です。調合や現場の水練りなどに　手間や時間がかかるため敬遠される傾向にありましたが、無添加住宅では塗った後に割れにくくするなど独自の工法を開発しました。

無添加住宅では、外壁・内装・天井と、ほぼ家の全体にわたってしっくいを使用しています。外壁はあくまでも強く、内壁と天井は吸湿・放湿性に優れた家の中の湿気を調節してくれます。
また、性能だけはなくしっくいのきめ細かな独特の質感は、どんなデザインにもマッチしていて、健康的な空間仕上がりをお約束します。

何億年物時を超えて形成された素材

無添加住宅では、近年よく使用される人工スレートに代わる屋根材として、天然石を使用しています。熱を自然の風力で強制換気する独自の工法で、従来の屋根以上の涼しさを実現しました。

また、インテリアに使用することで、時を経ても流行に左右されない悠久な空間を演出します。

自然な美しさと耐久性を兼ね備える「天然玄昌石」は、生産するのに二酸化炭素を排出せず、再利用でき、残材は土のなかに戻せるというエコロジーな一面もあります。

自然界のパワーを活かして「柿渋」

現在の住宅の防腐・防虫・防カビ材が健康に及ぼす影響は、かなり大きいと思われます。虫が嫌うもの、カビが嫌うものが人体に良いはずがありません。

自然界には、植物自身が虫、鳥、菌などから身を守るための「技」をもったものが数多く存在します。

例えば、無添加住宅には防腐剤として、渋柿（しぶがき）からつくる柿渋（かきしぶ）を使用しています。
自然素材の「効能」の中で、あなたも暮らしてみませんか？

先人たちの知恵を受け継ぐ、天然の接着剤

無添加住宅は、集成材の貼り合わせなどに使うのり（糊）すべてを、手づくりの米のりにしています。

昔の大工さんは、朝一番、飯を木板の上で竹ベラでこねるのが仕事だったそうです。実際に米のりの接着力は強く、当社の実験でも木工用ボンドとほぼ同じ強度でした。

十分な接着効果と健康的な効果が期待できるだけでなく、木が伸縮したりする時に、のりも同じく伸び縮みするので、接着面で割れたり剥がれたりしにくいという機能的にも有能な素材です。

生きている天然の木目と色彩

昔は、木といえばムク材でした。使用する箇所によって堅い木・柔軟な木・防水性の高い木・防虫性の高い木等を使い分けてきました。

しかし現在は、コスト面や生産面からムク材に代わり添加剤だらけの粗悪な木（もどき）が氾濫しているのです。化学接着剤の塊のような集成材や、年月が経つと剥がれてきてしまうプリントの木目に魅力があるでしょうか。

無添加住宅はムク材しか使いません。夏はひんやりと涼しく、冬はじわっと温かい。木の優しさに包まれて、木立の中にいるような気持ちになれます。ワックスを塗り直したりするお手入れも楽しみになる、ムクの家に是非暮らしてみてください。